赤蛙

島木健作 ・23分 ・6,828文字

病気療養のため修善寺を訪れた主人公は、宿で冷遇され鬱屈した日々を送っていた。ある秋の午後、散策途中の川辺で、激流へ何度も挑み続ける一匹の大きな蛙を目にする。無謀とも思えるその懸命な姿に、主人公は生が放つ執念と自然の神秘を感じ取っていく。

  1. 1 章(23分・6,861文字)

底本 現代日本文學大系 70 武田麟太郎・島木健作・織田作之助・檀一雄集(筑摩書房)/入力 j.utiyama/校正 かとうかおり

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