弱者の糧
太宰治 ・6分 ・1,777文字
心が弱り果てた時、人はふらりと映画館の暗闇へ吸い込まれる。映画は高尚な芸術ではなく「おしるこ」のような存在だが、人は時にその甘い慰めにこそ救われるのだ。映画館の隅で涙を流す観衆の心理を鋭く見つめ、映画という娯楽の本質を率直に綴った随筆。
- 1 章(6分・1,791文字)
底本 もの思う葦(新潮文庫、新潮社)/入力 蒋龍/校正 今井忠夫
太宰治 ・6分 ・1,777文字
心が弱り果てた時、人はふらりと映画館の暗闇へ吸い込まれる。映画は高尚な芸術ではなく「おしるこ」のような存在だが、人は時にその甘い慰めにこそ救われるのだ。映画館の隅で涙を流す観衆の心理を鋭く見つめ、映画という娯楽の本質を率直に綴った随筆。
底本 もの思う葦(新潮文庫、新潮社)/入力 蒋龍/校正 今井忠夫