形
菊池寛 ・6分 ・1,674文字
「槍中村」と恐れられる豪傑・中村新兵衛は、トレードマークである猩々緋の服折と唐冠の兜を初陣の若者に貸し与える。象徴たる「形」の威光を誇らしく見守る新兵衛だったが、自ら地味な装いで敵陣へ乗り込んだとき、戦場の空気は思いもよらぬ変貌を遂げていた。
- 1 章(3分・919文字)
- 2 章(3分・771文字)
底本 恩讐の彼方に(角川文庫、角川書店)/入力 菅野朋子/校正 林 幸雄
菊池寛 ・6分 ・1,674文字
「槍中村」と恐れられる豪傑・中村新兵衛は、トレードマークである猩々緋の服折と唐冠の兜を初陣の若者に貸し与える。象徴たる「形」の威光を誇らしく見守る新兵衛だったが、自ら地味な装いで敵陣へ乗り込んだとき、戦場の空気は思いもよらぬ変貌を遂げていた。
底本 恩讐の彼方に(角川文庫、角川書店)/入力 菅野朋子/校正 林 幸雄