刺青
谷崎潤一郎 ・21分 ・5,638文字
美が支配する江戸の世。腕利きの刺青師は、己の魂を打ち込むにふさわしい理想の美女を探し続けていた。やがて奇跡的な素足を持つ少女と出会った男は、彼女の背に巨大な女郎蜘蛛を彫り上げる。刺す針の苦痛を超えたとき、少女の心に潜む残虐な魔性が目覚めていく。
- 1 章(5分・1,290文字)
- 2 章(9分・2,474文字)
- 3 章(5分・1,396文字)
- 4 章(2分・554文字)
底本 潤一郎ラビリンス――初期短編集(中公文庫、中央公論社)/入力 砂場清隆/校正 門田裕志