殿さまの茶わん

小川未明 ・12分 ・3,769文字

名高い陶器師が丹精込めて焼き上げた、軽くて薄い極上の茶わん。名誉な品として献上されたものの、殿さまは食事のたびに伝わる熱さに耐え忍んでいた。そんなある日、旅先で出会った素朴な厚手の茶わんが、殿さまに道具の真の価値と作り手の心遣いを問いかける。

  1. 1 章(12分・3,818文字)

底本 定本小川未明童話全集 1(講談社)/入力 特定非営利活動法人はるかぜ/校正 江村秀之

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