羅生門
芥川龍之介 ・18分 ・5,684文字
荒廃した都の門の下で、行き場を失った下人は、飢え死にするか盗人になるかの選択に苦悩していた。雨露をしのぐため上った楼上で、死人の髪を抜く奇怪な老婆を目撃する。生き延びるために悪を肯定する老婆の姿を前に、男の倫理と生存本能が激しく揺れ動く。
- 1 章(6分・1,920文字)
- 2 章(5分・1,564文字)
- 3 章(5分・1,497文字)
- 4 章(2分・740文字)
底本 芥川龍之介全集1(ちくま文庫、筑摩書房)/入力 平山誠、野口英司/校正 もりみつじゅんじ